<p>大阪府岸和田市に本社を置く<a href="https://www.fuji-jutaku.co.jp/"><u>フジ住宅株式会社</u></a>さまは、近畿エリアで新築分譲住宅の企画・開発、中古流通等の事業を展開し、年間1,914戸（2023年3月期）の住宅供給を行なっている不動産会社です。3年連続で近畿エリアの顧客満足度NO.1を受賞するなど、お客様へ安心と信頼の住まいづくりを提供しており、昨年2022年5月の宅地建物取引業法の改正に伴い不動産電子契約が解禁されたことをきっかけに、お客様にとって電子契約が役立つものであるのではないかと考え「<a href="https://release.estate/"><u>レリーズ</u></a>」を導入しました。その狙いや導入後の効果について、分譲住宅事業部 本社営業部 営業3課の新原秀さまにお話を伺いました。</p><h2 id="hde52b4aa51"><br><strong>お客様への負担軽減を実感</strong></h2><h3 id="h9217633998"><strong>ーー レリーズを導入されたきっかけ、経緯はどのような流れだったのでしょうか？</strong></h3><p>新築分譲事業を中心に展開する今年で50周年を迎える地域密着型の不動産会社です。「売りっぱなし、建てっぱなしにしない」という理念のもと顧客満足度向上に努め、顧客へ安心と信頼の住まいを提供するために日々業務改善に取り組んでいます。今回の「レリーズ」の導入もその取り組みの一環でした。<br></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/7bda6cb415d649838673b44091124ed6/2.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h3 id="h1ffad60edf"><strong>ーー 導入後の効果を教えてください。</strong></h3><p>導入から半年間で、<strong>分譲住宅事業での新規契約の9割以上を電子契約に移行</strong>しましたが、とても多くのメリットを実感しています。<br><br>まず、導入の第一の目的であった顧客への負担軽減という点では、電子契約の導入により印紙代が削減できたことで金銭的な負担が軽減しました。また、<strong>契約時に渡す紙の書類は半分近くに減り、住まいに関する重要書類は電子データでレリーズ内に即時保存をされるため手続きの簡略化にも繋がりました。</strong><br><br>さらに社内の業務改善にも貢献できています。契約時の書類の郵送や訪問にかかっていた時間的コストの削減に加え、書類がデータ保管されることで顧客側での紛失リスクがなくなり、<strong>契約後の顧客からの問い合わせ対応も減りました。</strong>契約内容に関する問い合わせにも、外出先からスマホで確認できるようになったことで顧客対応もスムーズです。</p><h2 id="he361d538c8"><br><strong>法令順守が決め手、分業制だからこそ実感する電子契約のよさ</strong></h2><h3 id="h34d219ac0a"><strong>ーー  他のサービスを検討する中で、「レリーズ」に決めた理由を教えてください。</strong></h3><p>不動産電子契約を行う際は国土交通省の規定マニュアルに対応する必要がありますが、レリーズはそのマニュアルに完全対応し、法令順守が自然にできるようシステム設計されていることが決め手でした。<br><br>フジ住宅ではお客様満足度向上の一環として完全分業制を取っており、営業、設計、施工、契約書作成、ローン、カスタマーサービスなど各部署の専門スタッフが顧客をサポートしています。そのため、各業務において全員が不動産取引を熟知しているわけではありません。ですがレリーズを使えば、<strong>順序に従って手続きを進めていくことで法にのっとった契約が誰にでも締結でき、安心して業務が行えます。</strong><br><br>また、レリーズの管理画面にログインするだけで案件情報や進捗が把握できるため、分業化された部署間の円滑な情報共有・業務連携にも役立っています</p><h3 id="hd629971398"><br><strong>ーー ありがとうございました。さいごに、今後のレリーズ活用の展望について教えてください。</strong></h3><p>まずは分譲住宅事業での利用推進をきちんと行った後、仲介やマンション管理部門でも拡大させ、全社的な活用に取り組んでいく予定です。レリーズの活用を含めて、さらにお客様に喜ばれるような会社を目指していきたいと思っています。<br><br><br>※本記事は2023年9月に住宅新報で掲載された記事を基に作成しています</p>

大阪府岸和田市に本社を置くフジ住宅株式会社さまは、近畿エリアで新築分譲住宅の企画・開発、中古流通等の事業を展開し、年間1,914戸（2023年3月期）の住宅供給を行なっている不動産会社です。3年連続で近畿エリアの顧客満足度NO.1を受賞するなど、お客様へ安心と信頼の住まいづくりを提供しており、昨年2022年5月の宅地建物取引業法の改正に伴い不動産電子契約が解禁されたことをきっかけに、お客様にとって電子契約が役立つものであるのではないかと考え「レリーズ」を導入しました。その狙いや導入後の効果について、分譲住宅事業部 本社営業部 営業3課の新原秀さまにお話を伺いました。


新規契約の9割以上を電子契約に移行、顧客満足度のさらなる向上へ

<p>新築分譲マンションシリーズ「<a href="https://brillia.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">Brillia</a>」を展開する<a href="https://tatemono.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">東京建物株式会社</a>さまでは、DXの取り組みを強化する中、2023年3月に「<a href="https://release.estate/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">レリーズ</a>」を導入しました。その狙いや期待する効果について、住宅営業第三部 営業推進グループ グループリーダーの本多 永明さまにお話をお伺いしました。<br></p><h2 id="he6e37ef9ac"><strong>お客様ファーストな電子契約を追求した時に、レリーズ一択でした　</strong></h2><h3 id="h0841a4f30b"><strong>ーー レリーズ電子契約を導入されたきっかけ、経緯はどのような流れだったのでしょうか？</strong></h3><p style="text-align: justify">東京建物では年間約3,000本もの売買契約・覚書等を締結しています。その業務においては、人的コストはもちろん、膨大な枚数に及ぶ紙や収入印紙代も大きなコストとなっていました。2022年5月の宅地建物取引業法改正に伴う不動産売買の電子契約解禁は、当社にとってコスト削減や業務効率化に向けた大きな転機となりました。<br><br>電子契約の導入においては、電子化された3,000本もの契約・覚書書類をどう管理するかが大きな課題でした。そこでまず、2022年2月に電子契約単体のサービスを試験的に導入したのですが、<strong>単体のサービスでは物件ごとの書類管理ができないことを含め、お客様に書類探しの手間をおかけしたり、現場での利用・管理体制が煩雑になるといった新たな課題が見つかり</strong>、不動産業に合った電子契約・契約書管理サービスの導入をあらためて検討することになりました。</p><h3 id="h112053100c"><strong>ーー 他の電子契約サービスは検討されましたか？</strong></h3><p>はい、同じく不動産業に特化した他社サービスの比較検討も行いました。当初の課題であった書類管理については、どちらのサービスでも解決できると感じたのですが、<strong>お客様の書類探しの手間を解消できるのはレリーズが持つ「マイページ機能」</strong>だと、導入を決めました。<br><br>マイページ機能では、お客様ごとにゲストアカウントを発行しマイページ上で個別に契約書類を共有できるため、契約ごとに情報が一元化でき、書類の紛失や散逸、共有漏れ、メールの誤送信といったトラブルを防ぐことができます。これにより非対面でもスマートな書類の受け渡しが可能となり、電子契約におけるお客様の不安払拭につなげることができます。<br><br>当社の事業の根底にあるのは、<strong>”常にお客様目線で物事を考える意識”</strong>です。<strong>それを電子契約においても実現するうえでレリーズのマイページは理想的な機能だと思っています。</strong></p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/8b966ce6787d49489440ca54746adf7d/2.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><p></p><h2 id="h2e627ae20f"><strong>早期の運用定着化、全物件での電子契約移行を目指す</strong></h2><h3 id="hc2a2d39575"><strong>ーー  ご利用状況について教えていただけますか？</strong></h3><p style="text-align: justify">今年3月にレリーズを導入してから、関西を含め9つある営業グループそれぞれにまず一棟ずつ電子契約の対象物件を決め運用をスタートしました。<br><br>導入直前にレリーズのサポートチームの方々による利用方法の説明会や現場ごとのトレーニングを丁寧に実施いただいたことで、早いグループでは３月の最終週から電子契約をスタートすることができました。<br><br>一年で最も集客が多いゴールデンウィーク後の契約手続きの繁忙期までには電子契約を本格化させ、その中で生まれた課題を洗い出しながら、<strong>遅くとも年内には全物件の電子契約への移行を目指しています。</strong></p><h3 id="hb91a9eff0c"><strong>ーー レリーズの導入で感じている「効果」「手応え」などはございますか？</strong></h3><p style="text-align: justify">レリーズの導入は業務効率化やコスト削減にも効果を発揮しています。<br><br>お客様の名前とメールアドレス、特定のアクセスコードを入力するだけで簡単にマイページにログインでき、事前確認も社内承認もボタン一つで解決します。操作性は非常にシンプルで、<strong>デジタルを敬遠しがちなベテラン社員でもすぐに操作を覚えられる</strong>ので、導入におけるこのハードルの低さがコスト削減の取り組みを後押ししています。<br><br>また、ペーパーレスの時代を迎え、当社でもパンフレットを電子化するなどの取り組みを積極的に進めてきました。特に不動産は多くの書類がやりとりされる業界ですが、マイページ機能を使うことで、単にペーパーレスによるコスト削減の効果を得られるだけでなく、紙を削減することで環境にも配慮したビジネスにも繋がります。<br><br>今後、レリーズを導入した価値や効果が社内で大きく高まっていくだろうと感じています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/d08fb89532494014970e6668446759a2/3.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><p></p><h2 id="h0d87326848"><strong>快適なマンションライフの提供に向けて、GOGEN社と改革に取り組む</strong></h2><h3 id="h0315ab028c"><strong>ーー ありがとうございました。さいごに、レリーズに期待することなどございましたらお聞かせください。</strong></h3><p>GOGEN株式会社CEOの和田さんはデベロッパー出身であり不動産業界を熟知しているというだけあって、１を伝えただけで10を、しかも迅速に理解してくれます。単なる開発会社と導入企業という関係ではなく、長く頼れるパートナーだと思っています。<br><br>今後は、社内の基幹システム等とレリーズをいかに連携させるか、また、さらなる顧客満足度や業務効率化に繋がる改善などもGOGEN社に相談しながら進めて行きたいなと考えています。<br><br>お客様が当社のマンションで快適に人生を送って下さることが事業の一番のゴールです。しかし、その実現のために我々が提供するものはマンションの品質だけでなく、ご契約までの手続きの安心感やスムーズさも含まれますので、まずはお客様目線であることを一番に考えながら、レリーズを通したさまざまな改革に取り組んでいきたいと思います。<br><br><br><br><br>※本記事は2023年6月に住宅新報で掲載された記事を基に作成しています</p>

新築分譲マンションシリーズ「Brillia」を展開する東京建物株式会社さまでは、DXの取り組みを強化する中、2023年3月に「レリーズ」を導入しました。その狙いや期待する効果について、住宅営業第三部 営業推進グループ グループリーダーの本多さまにお話いただきます。

年内の全物件電子契約移行を目指す。顧客体験向上と業務効率化を同時に実現

<p>東京都渋谷区恵比寿を拠点に、都内23区を中心として売買仲介・賃貸仲介をおこなっている<a href="https://issin-estate.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">一心エステート株式会社</a>さまは、2023年3月から「<a href="https://release.estate/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">レリーズ</a>」を導入いただいています。今回は、同社代表取締役の高田 一洋さまにお話を伺いました。今回は、電子契約を<strong>「実需仲介の4者間契約」</strong>でご使用いただいた感想も交え、お話いただきます。<br></p><h2 id="h157e4fce61"><strong>電子契約は事業をより「柔軟」にするシステム　</strong></h2><h3 id="h81246320c7"><strong>ーー 一心エステートさまの事業内容について教えてください。</strong></h3><p>今年で3期目を迎えた当社は、都内を中心に売買仲介・賃貸仲介事業を展開しており「不動産 × コンサルティング × ファイナンス」の3つの軸を大切にしながら事業運営をしています。<br><br>私自身は、元々総合不動産企業「リストグループ」で住宅用・投資用不動産の売買に10年以上携わったのち、独立して当社を設立しました。リスト時代は、20平米のワンルームから300平米を超える6億円規模の物件まで幅広く担当し、その多くは1億円超のマンション・戸建てだったため、億単位の高額有名マンションを熟知しています。400件以上 の相続実績で培ったノウハウ、金融知識を活かして、12名の仲間と一緒に戦略的な不動産取引を提供しています。<br><br>最近は、「『お金持ち』になるために都心の不動産を活用する」というテーマで「<a href="https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%8F%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%88%E3%81%97%E3%80%81%E5%A3%B2%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%97%E3%80%81%E8%B2%B8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%97%E3%80%82%E9%AB%98%E7%B4%9A%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%B6%85%E6%B4%BB%E7%94%A8%E8%A1%93-%EF%BD%9E%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%8C%87%E6%95%B0%E3%80%8D%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-%E9%AB%98%E7%94%B0%E4%B8%80%E6%B4%8B/dp/4434320033" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">住んでよし、売ってよし、貸してよし。高級マンション超活用術　～不動産は『リセール指数』で買いなさい</a>」という書籍も出版しました。</p><h3 id="h84780c0cc5"><strong>ーー レリーズはどのような経緯で導入されたのでしょうか？</strong></h3><p>共通の知り合いから、GOGEN株式会社CEOの和田さんを紹介されて、そこから興味を持ってお話したのがきっかけです。<br><br>和田さんをご紹介いただくまでは、不動産取引契約に電子契約を導入しようとは考えていませんでした。業者間の契約締結ではクラウドサインを使っていましたが、金融機関とのやり取りでは、まだ紙ベースの契約締結がほとんどでしたし、仲介領域での複雑な取引において電子契約が活用できるか疑問でした。<br><br>しかし、和田さんから「レリーズ」のお話を聞いて、不動産実務を理解をしたサービス設計と業界と変えたいという熱意に心を打たれまして…、気づいたら導入をしていました（笑）</p><h3 id="haecd3b9674"><strong>ーー 実際に電子契約を利用してみて、いかがでしたか？</strong></h3><p>まず、契約締結が15分ほどで完了するのには驚かされました。紙の書類を使った契約締結の場合、直筆の署名や押印なども必要ですので最低でも倍の30分はかかりますから。印刷や製本などの契約書作成の手間や、締結後のPDF化・保管対応の手間も省けるので、<strong>1契約あたり2〜3時間ほど作業時間を削減</strong>できている体感です。<br><br>また、完全非対面で契約締結する場合、直接お客さまに会わなくてもよいという点が非常に楽でした。対面での契約手続きだと、接客コストや接客に伴う緊張感が発生しますので、そういったものが省けたのは心理的にも大きいなと感じました。<br><br>実際に、オンラインでの手続きだと、時間や場所に制限がなくなるというのは凄いことですよね。この方式ならば平日の夜でも契約のご提案ができますので、<strong>お客様にとっても時間の調整がしやすく</strong>なりますし、当社にとっては、<strong>土日祝日に立て込んでいた契約を平日に分散できる</strong>ことで、より営業活動に集中できるというメリットがあります。<br><br>また、今まで契約と決済・引渡で2回の来訪が必要だったのが、決済・引渡し時の1回にできるようになるのも、お客様にとっても嬉しいことだと思います。<br><br>電子契約は慣れさえすれば、<strong>提案とスケジュール調整の自由度も増しますので、経営者として事業がより柔軟になる</strong>と感じています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/77de803251fb499daf323c0c3bb3292e/6.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><p></p><h2 id="hbb81ae870e"><strong>「4者間の売買契約」でもスムーズな契約締結を実現</strong></h2><h3 id="ha6058c835d"><strong>ーー ゴールデンウィーク前に実施された、実需仲介での4者間契約（売主仲介：一心エステート、買主仲介：他社）のエピソードについて教えていただけますか？</strong></h3><p>当社が売主側の仲介会社としてリードをし、zoomとレリーズによる完全非対面での4者間契約を実施しました。都内の物件だったのですが、買主さまは遠方にお住まいかつ非常にお忙しい方だったので、<strong>物理的な距離と時間を解消できた</strong>点が良かったですね。電子契約がなければ、ゴールデンウィーク明けの契約になっていたので、<strong>スケジュールを2週間ほど前倒しできました。</strong><br><br>売主さまは早期売却ができましたし、買主さまも東京にお越しいただく負担が減りました。私ども仲介会社としても、すっきりとした気持ちでゴールデンウィークを迎えられることができましたね（笑）</p><h3 id="hed7d1b9606"><strong>ーー 売主さま・買主さまは、レリーズのシステムの使用感については何かおっしゃっていましたか？</strong></h3><p>最初は少し複雑に感じていらっしゃるように感じましたが、最終的には買主さま、売主さま双方とも前向きな印象を持っていただけたと思います。特に、遠方であってもこのシステムを利用できる点は大きなメリットだと感じていらっしゃったかと。双方<strong>「遠方でも締結できて、印紙代がかからないのは嬉しい」</strong>とのことでした。<br><br>ただし、「あまりデジタルツールに詳しくないので、ボタンを押しただけでよくわからなかった」とも述べておられましたね。<br></p><h2 id="h82b2dc3b85"><strong>電子契約は、お客様ニーズに応える有効手段の1つ</strong></h2><h3 id="he46d054e3d"><strong>ーー 契約中に、売主さま・買主さまからはどのような質問がされましたか？</strong></h3><p>大きくは3つあります。<br><br>まず、売主さまからは<strong>「①マイページに保管された電子書類に保管期限はありますか」</strong>と質問がありました。<br><br>この点については「メールアドレスが無効にならない限り、契約書類はいつでもお客様専用のマイページからアクセスでき、パスワードを忘れても、メールアドレスに再設定用の通知が届くので心配ありません」と、お答えした形です。<br><br>相手方の仲介会社さまからは<strong>「②特に押印の印が存在しないのですが、これが締結証明になるのでしょうか」</strong>と、いただきました。<br><br>この場合は、まず左下に書類IDが付与されているものが契約締結済みの原本であることをご説明し、お客様専用のマイページに「いつ」「誰が」「どの書類に契約したのか」を証明するための合意締結証明書が格納されている旨をお伝えしました。<br><br>買主さまは<strong>「③事前に書類の内容を確認しておきたかった」</strong>と仰っていました。<br><br>これについては、次回以降は事前にお送りするフローをきちんと組み込もうと考えています。紙の契約書の場合は、当日対面でお渡しをし付き合わせの確認をしますが、電子契約の場合はオンライン上でのやりとりが続くのでどうしてもお客様側の意識的な漏れが発生しがちです。仲介会社側も、当日までに契約書を作ればいいという意識になりがちですが、何日前までに契約書を作り終える、といった業務改善が求められるので、そういった意味でもいいきっかけになりました。<br><br>このような実際のお客様の反応もみると「いきなり完全オンラインで」というのはまだまだハードルが高いと感じますので、できるだけ対面契約をご提案する方がご安心いただけるのかなと思いました。<br><br>ただし、<strong>今回のような遠方のお客さまのニーズに対応する手段の1つとして「完全オンラインの契約締結」という選択肢を持っておくことは、非常に価値があると思います。</strong></p><p></p><h2 id="h6a4d5f5693"><strong>電子契約を含めた「便利なサービス」がどんどん普及してほしい</strong></h2><h3 id="hf928b7157d"><strong>ーー 電子契約の運用について、何か課題は感じられていますか？</strong></h3><p>今までの「紙の契約に合わせたフロー」に慣れていたこともあり、電子契約導入初期は契約から立ち上がりに時間がかかりました。電子契約書類などの事前準備も、慣れるまでは時間が必要だったのですが、レリーズのサポートチームが何度も対応してくれましたので、その点も非常に助かりましたし、慣れた後はスムーズに進められましたね。<br><br>ただ実際は、導入するシステムが電子契約だけでは、後で郵送しなければならない書類が未だに多いので、郵送費用・負担は実はそこまで変わりません。ですから、<strong>よりスムーズに契約手続きを進めようと思えば、住民票や収入証明書、領収書などをお互いにストレージにアップできるようなシステムが必要</strong>だと思います。<br><br>また、非対面で契約ができるため、契約者のなりきり問題も気になりましたが、これはレリーズの「<a href="https://release.estate/kyc" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">デジタル本人確認機能</a>」の併用でカバーしていければと思っています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/db0683d87f21491f9c75dd3461761af2/5.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h3 id="he83272f61c"><strong>ーー さいごに、レリーズに期待することなどございましたらお聞かせください。</strong></h3><p>不動産電子契約は普及すると思いますし、私自身「してほしい」と願っています。<br><br>一方で、仲介会社にとっては電子契約単体ではそこまで手間が減らないのが現状です。役所調査のオンライン化も始まってはいますので、そのあたりの契約書作成や取引手続きに関わる周辺業務もデジタルで紐づけられてくると<strong>「不動産売買契約はよりスムーズになるだろう」</strong>と感じています。<br><br>電子契約の導入は、確かにワークフローの変更が求められます。しかし、当社の現場担当者が電子契約を使ったときには<strong>「想像よりも簡単だった」</strong>といっていましたので、不動産会社で浸透させるためには<strong>「まずは1人、使ってみること」</strong>が大切だと思いますね。電子契約版のオペレーション方法は、やはり実際に社内で使っていかないと広まらないはずです。<br><br>サービス系のプロダクトが普及するためには、啓蒙活動だけでなく「導入定着活動」も重要だと思うので、GOGENさんには、今後のサポートにも期待しています。<br><br><br><br>※本記事は2023年6月時点の情報を基に作成しています。</p>

都内23区を中心に売買仲介・賃貸仲介をおこなっている一心エステート株式会社さまは、2023年3月から「レリーズ」を導入いただいています。今回は、同社代表取締役の高田一洋さまに、電子契約を「実需仲介の4者間契約」でご使用いただいた感想も交え、お話いただきます。


「実需仲介の4者間契約」でも電子契約を利用！今後に向けて、確かな手応えを実感

<p>岡山県倉敷市を中心に、土地や建売分譲住宅の開発・販売から注文住宅の設計・施行までを行なっている<a href="https://www.soutaku.co.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">株式会社創宅</a>さまは、2023年1月から「<a href="https://release.estate/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">レリーズ</a>」を導入いただき、現在までにほぼ全ての不動産取引契約を電子契約へ移行しています。今回は、同社の営業部 副部長の今給黎 永さまに、電子契約に対するお客様の反応や社内での効果や満足度についてお話をいただきました。<br></p><h2 id="h1f1d8ad357"><strong>電子契約導入に向けて、岡山県全銀行からお墨付きをもらう</strong></h2><h3 id="h181a1b7072"><strong>ーー 株式会社創宅さまの事業内容について教えてください。</strong></h3><p>当社は、創業から42周年を迎え、岡山県倉敷市を中心に分譲住宅事業を主力として展開しております。現在、自社が保有する分譲地は約200区画と、倉敷市内では多い部類に入りますかね。30代のファミリー層を主なターゲットとし、倉敷市に深く根差した事業を推進しています。<br><br>私の経歴に関しましては、入社から20年が経過し、3年前まで住宅営業の担当をしていました。現在は、契約書関連の統括や土地仕入れを主に担当し、「レリーズ」の導入と運用の推進に携わっています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/1fc40a86202d4ffa96d19a037915fe09/2.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h3 id="h84780c0cc5"><strong>ーー レリーズはどのような経緯で導入されたのでしょうか？</strong></h3><p>金融機関でも電子契約が増えてきており、自社でも電子契約の活用ができないかと興味を持っていました。電子契約ベンダーさんのご紹介は何件かいただいてはいたのですが、<strong>不動産売買に特化したサービスというのが気になりレリーズさんのお話を聞いてみよう</strong>と思ったのがきっかけです。<br><br>実際にお話を聞いて、業務時間の短縮や印紙代の削減など導入インパクトが大きいことが理解できましたし、なによりも会社として新しいことに取り組んで行かなければいけないという想いがあったので、うまく活用できるかといった不安は正直あったのですが、まずはやってみようという気持ちで導入を決めました。</p><h3 id="hc128e4cca6"><strong>ーー 実際に、導入に向けての不安や苦労はありましたか？</strong></h3><p>当社は元々ITの推進に理解のある環境でしたし、レリーズの担当者の方から丁寧なサポートをしていただいたので、導入の過程はスムーズに進めることができました。<br><br>ただ、我々は住宅ローンの手続きのサポートも行っているのですが、取引している金融機関での電子契約対応が可能かどうかが一つの懸念点でした。そこで、<strong>電子契約を結んだ際の合意締結証明書のサンプルをいただいて、岡山県内の全銀行を訪問して電子契約申請の許諾確認を実施しました。</strong>レリーズの電子署名機能は電子契約シェアNo.1のクラウドサイン、金融機関との結びつきが強いSMBCクラウドサインとシステム連携をしているので、<strong>信用度が高くすべての銀行から「問題ない」との回答</strong>を得ることができました。これにより、電子契約への移行を安心して進めることができましたね。</p><h2 id="h19dee8153a"><br><strong>不動産取引契約を電子契約へ完全移行</strong></h2><h3 id="hcc350bc22f"><strong>ーー 現在のご利用状況について教えてください。</strong></h3><p>土地の売買契約、重要事項説明書、および建物請負契約において電子契約を利用しています。高齢者などで電子契約への警戒感をお持ちの方には、書面による取引も行っておりますが、<strong>導入から半年の間に、大部分の契約書類はレリーズに移行しました。</strong><br><br>実際の契約手続きは、これまで通り対面形式で実施しており、書面のやりとりを電子化しただけです。そのため、業務のフロー自体に大きな変更はありませんでした。ただ、電子契約が初めてのお客様も多かったため、手続きや操作に関する資料を用意し、「こういうメールが届きます」とか「スクロールして指定のボタンをクリックしてください」といった説明を行っています。</p><h3 id="hf540a93585"><strong>ーー 電子契約に対する、お客様の反応はいかがですか？</strong></h3><p>電子契約を初めて実施したのは導入直後の2023年1月で、買主さま、弊社（売主）、そしてグループの仲介会社との3者間契約でした。買主さまに電子契約の手続きとそのメリットを説明し、提案したところ、「これは新しいですね。ぜひ試してみたい！」という非常にポジティブな反応をいただき、そのまま和やかな雰囲気で手続きを進めることができました。<br><br>電子契約の大きなメリットとして、印紙代が不要になることや、ペーパーレスが挙げられますが、これらはお客様にとって非常に直感的に理解しやすいため、提案するとほぼ皆様が喜んで対応してくれます。30代のお客様が多いため、デジタル操作に関するトラブルもほとんどありません。<br><br>契約終了後には<strong>「必要な書類をプリントアウトしてお渡ししましょうか？」とお客様に確認するのですが、ほとんどの方に「不要です」との回答をいただきます。</strong>今後は、このような電子取引が主流となると感じています。<br><br>何年か経った後、以前ご購入いただいたお客様から売却相談されることも多いのですが、<strong>「当時の契約書はお持ちですか？」と質問すると、紛失していたり、すぐに探し出せないことが多い</strong>のです。しかし、レリーズを利用していれば、<strong>マイページから容易に全ての書類を確認することができるため、今後はこのようなトラブルも減少する</strong>ことを期待しています。<br></p><h2 id="h8caa835201"><strong>ペーパーレスで社内業務が簡略化</strong></h2><h3 id="hd31af2613f"><strong>ーー レリーズへの移行を通じて、気づいた点や良かった点はありますか？</strong></h3><p>書面での契約を行っていた頃は、契約当日にその場でお客様に契約内容のチェックをしてもらうという状況でした。しかし、レリーズでは、契約書の事前確認を挟むシステム設計になっているので、契約日の前に内容をお客様に確認していただき、質問や不明点が生じれば早めに対応できるようになりました。契約当日の混乱を避けられ、契約手続きがスムーズに進行します。<br><br>また、<strong>会社としても紙がなくなったことは非常に大きなインパクトです。</strong>以前は、ある一つの分譲地を複数区画で販売する場合は、同じ内容の書類を何度も印刷し、それを整理・保存する作業が必要でした。しかし、レリーズを利用することで、同じ案件をコピーするだけで済むようになりました。<br><br>書類の保管スペースをどこにするかなど考える必要がなくなりましたし、<strong>レリーズにログインするだけで必要な書類に誰でもアクセスできるので、契約担当の私も営業担当も経理担当も情報共有がしやすい環境になり、部署間の連携もとてもスムーズになりましたよね。</strong></p><h3 id="h232a42ca45"><br><strong>ーー さいごに、レリーズを導入した感想を教えてください。</strong></h3><p>非常に満足しています！営業担当者からも使いやすさを感じてもらっており、経理の方からは業務の迅速化を実感してもらえています。レリーズを利用することで、手動での作業に比べてミスやエラーが大幅に減少しました。今後も積極的にレリーズを活用していきたいと考えています。<br><br><br><br>※本記事は2023年8月時点の情報を基に作成しています。</p>

岡山県倉敷市を中心に、土地や建売分譲住宅の開発・販売から注文住宅の設計・施行までを行なっている株式会社創宅さまは、2023年1月から「レリーズ」を導入いただき、現在までにほぼ全ての不動産取引契約を電子契約へ移行しています。今回は、同社の営業部 副部長の今給黎 永さまに、電子契約に対するお客様の反応や社内での効果や満足度についてお話をいただきました。

岡山県全銀行と連携、住宅ローン申請までスムーズに対応できる電子契約移行へ

<p>東京都港区の南麻布に拠点を置き、主に富裕層向けの投資マンションの仲介業や資産コンサルティングを展開されている<a href="https://aac-re.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">株式会社有栖川アセットコンサルティング</a>さま。海外や地方在住のお客さまとの取引もある有栖川アセットコンサルティングさまでは、多忙なお客さまとの日程調整に課題がありました。そこで、お客様側から寄せられる「オンライン契約」の需要に応えるべく「<a href="https://release.estate/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow"><u>レリーズ</u></a>」を2022年12月より導入。今回は、同社の代表取締役である鈴木 子音さまにお話を伺いました。<br></p><h2 id="hbda78a2669"><strong>不動産実務ファーストのシステムが「決め手」となってレリーズを導入　</strong></h2><h3 id="h0da47e4f0d"><strong>ーー まず、有栖川アセットコンサルティングさまの事業内容について教えてください。</strong></h3><p>都内物件を中心に投資物件を取り扱っており「マンション一棟」などの大型案件も多く取り扱っています。お客様には、海外在住の資産家の方も多く、そういった方向けに資産コンサルティングも提供しています。<br><br>単体の不動産物件売買をお手伝いするのではなく、お客様の資産全体で価値最大化するには、不動産をどのように活用すればよいのかといったコンサルティングのご提案サービスです。お客様には売買取引経験も多く、IT企業の役員など、ITリテラシーが高い人が多いですね。<br><br>社員は現在フルタイム2名体制です。そのため、<strong>かねてより作業コスト・対応コストは少しでも削減していきたい</strong>と感じていました。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/04ed555748ae43ca881fc3da79297d77/9.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h3 id="h9217633998"><strong>ーー レリーズを導入されたきっかけ、経緯はどのような流れだったのでしょうか？</strong></h3><p>私はシンガポールに在住していた経験があるのですが、その時に別の電子署名サービスを使っていました。その経験から、不動産業界での電子契約がどういうスピード感で進むかどうかに関わらず<strong>「電子契約サービスが役立つのは間違いないだろう」という確信はあった</strong>ので、比較的早めに導入をした方が良いと考えていました。<br><br>当社は<strong>「地方・海外などの遠方にいる」「仕事が忙しい」というお客さまも多いため、スケジュール調整しづらい</strong>点が課題でした。しかし、お客様が「オンラインでも構わない」ということであれば、日程調整もスムーズになると判断した、というのが電子契約導入のきっかけです。<br><br>それに加え、<strong>印紙代もなかなかに負担が大きかった</strong>ですね。印紙に関しては、お客様のご都合により当社が立て替える場合があります。売買価格が「億」を越える物件の収入印紙ですと、それが負担になっていました。しかし、電子契約を導入すれば印紙貼付がカットされるとのことで、「立替コスト・購入までの人件費コストのカット」の恩恵は大きいだろうなと考えました。<br><br>当社のお客さまにとっても<strong>「10数万円に及ぶ印紙代の削減」</strong>が見込めますので、相当な恩恵があると感じましたね。</p><h3 id="h6b0077e37e"><strong>ーー オンライン対応のニーズが顕在化していたのですね。そのなかで、レリーズはどちらでお知りになられたのでしょうか？</strong></h3><p>GOGENのCEOを務める和田さんを昔からTwitterでよく見かけていたことから、レリーズを知っていました。<br><br>電子契約のサービスを何にしようかなと考えた際に「マンションデベロッパー出身の方が作ったサービスなら、不動産実務で使いやすいものではないか」という期待と興味を持って、問い合わせてみたのがきっかけです。</p><h3 id="h112053100c"><strong>ーー 他の電子契約サービスは検討されましたか？</strong></h3><p>他のサービスは検討していないですね。レリーズの営業担当の方に話を聞いてみると<strong>“不動産実務ファースト”で作られている</strong>とわかりました。お客さまに対しての見え方やシステムの使い勝手もわかりやすく、シンプルな形で設計されていると感じたため、レリーズに決めました。<br><br>その後のやり取りでも「不動産実務で必要な記入項目の追加要望」など、細かいフィードバックをしたところ、すぐに意見を取り入れてくれています。<strong>「サービスをより良くアップデートしていく」という姿勢</strong>を非常に感じられて、（不動産業界特化型でないため）要望が反映されにくい一般的な電子契約サービスよりも、不動産実務に即したレリーズがいいのではないかと感じたのが決め手です。</p><h2 id="h7ce50e95d4"><br><strong>相手方にも「実は電子契約をやってみたかった」といっていただけた</strong></h2><h3 id="had3bfbf32b"><strong>ーー 初めてレリーズを利用した時のエピソードを教えてください</strong></h3><p>2023年2月時点で、電子契約は3回行っていて「売主仲介」「買主仲介」のどちらでも利用しています。<br><br>初めて電子契約を締結する際は、使い方についてわからない部分もあったのですが<strong>サポートチームに丁寧にフォローしてもらい、無事に契約を締結できました。</strong><br><br>従来の「紙の書類を使った4者間契約」の場合は、「売主さま」「売主側の仲介会社」「買主側の仲介会社」「買主さま」が立ち会える日程を調整をしなければなりません。しかし、電子契約を結ぶ契約の現場には全員立ち会う必要がなくなるため、リモートでも契約手続きを行えるようになりました。<br><br>初回の電子契約を使った契約締結では、当社が売主側の仲介として契約を仕切っており、買主様も電子契約を希望されたため、相手方の仲介会社様に電子契約を提案する形で実施しました。<br><br>その際、<strong>相手方の仲介会社様からも「電子契約をやってみたかった」</strong>といってもらえました。詳しくお伺いすると、「電子契約をやってみたいけど、よくわからないからやったことがなかった。まだ少し不安はある」とのことでしたので、当社のオフィスで電子契約を行なっています。</p><h3 id="h58c45364d9"><strong>ーー 初回契約の際、どのように手続きを進められたのでしょうか？</strong></h3><p>初回契約のときは「お客様はリモート」「相手方の仲介会社様は当社オフィス」という形で行い、立会いいただいた相手方の仲介会社様には書類を印刷して手順を口頭で説明しました。<br><br>リモートのお客様にはメールで「こういう順番で進めます」という資料お送りして、「今は◯◯の項目を認証しています」「これが終わったら◯◯の項目を説明します」といった形で、随時進行状況をご説明しながら手続きを進めました。<strong>結果的に、3分で契約手続きが終わったので「こんなにスムーズに終わるのか」</strong>と驚きましたね。<br><br>参加者が全員対面で会わなくても契約締結できますので「取引スピードが早くなった」「お客様対応の人的リソースが軽減された」と感じています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/499d64c6b8a746a39e7aa709894113c7/8.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h2 id="h4bcbf12ff3"><br><strong>契約のほぼ半分を電子契約に。お客様満足度の向上、作業コスト削減を実感</strong></h2><h3 id="h6e0fd9bb5a"><strong>ーー その後のレリーズのご利用状況はいかがでしょうか？</strong></h3><p>3回のうち1回はすでに「4者非対面」の完全オンラインで電子契約を行なっています。<br><br>レリーズの操作はシンプルで簡単なので、2回目以降はフォローなしでスムーズに締結できました。直近のここ数ヶ月の取引のうち、<strong>半分ほどは電子化できている状態</strong>ですね。<br><br>「紙の書類の契約がいい」という方は、当社のお客様にはあまりいらっしゃいません。当社が売主仲介で入る場合は、「電子契約の方が手続きが楽ですよ」とお伝えする形で電子契約の利用をご提案しています。ただし、買主仲介として関わる場合は、相手方の仲介会社の社内規定などがハードルになり、従来型の紙の書類を使った契約になることは多々ありますね。<br><br>例えば、<strong>相手方の仕切りだったとしても「電子契約の方がいいね」と感じてくだされば、契約方法として採用していただけます。</strong>電子契約の便利さが理解されるようになれば、電子契約採用も広がっていくのではないでしょうか。</p><h3 id="h6f3b1d7994"><strong>ーー 契約業務に関して、フロー変更などはありましたか？</strong></h3><p>電子契約の運用が定着するまでは、暫定的に電子契約で使用した書類も印刷して、ファイリングして手元に置いています。しかし、当社では<strong>いずれ紙の書類自体は無くしていく予定</strong>です。<br><br>レリーズはクラウドサインと連携しているため、業務委託などの社内的な契約書類はクラウドサインで管理できて、とても便利な状況になっていますね。書類は「一般的な契約書類：クラウドサイン」「不動産取引書類：レリーズ」といった形になっていますが、取引管理自体はクラウドサインで一元管理できていますので、その点はあまり複雑にはなっていません。</p><h3 id="h58a755f91e"><strong>ーー お客様の反応はどうでしたか？</strong></h3><p>簡単な反面<strong>「本当にこれだけでいいのですか？」</strong>とは聞かれました（笑）<br><br>不動産契約に関わらず、電子契約で契約締結した経験があるお客様は抵抗がない印象ですが、そうでない場合は、電子契約に関する確認はとても多いですね。その場合、現場で合意締結証明書の説明など、<strong>お客様に納得していただくための電子契約の基本に関する説明も必要</strong>でした。<br><br>それに加え「銀行のローン申請書類として問題ないか」についての確認は、お客様にお手間をかけてしまいました。<br><br>「銀行によって申請フォーマットが違う（地銀などはEメールで送れないところもあり印刷する必要もあり）」「銀行の担当者自身が、電子契約提出の経験がない」などの理由により、お客様自身が必要書類を印刷する必要がありました。<br><br>ただ、総じて非常に便利かつ簡単であるシステムだと、ポジティブに受け取っていただいている印象です。一方で、戸惑うお客様もいらっしゃいますので、お客様の不安要素については、<strong>「銀行に提出する書類はこれですよ」「印影がなくても法的に成立していますよ」</strong>といった形で、こちら側から先回りして解消して差し上げるのが大切だと考えています。<br><br>そういった説明を事前にして、よりお客様にとってわかりやすい状態で電子契約に進めると、より良いのではと思っています。</p><h3 id="hb91a9eff0c"><strong>ーー レリーズの導入で感じている「効果」「手応え」などはございますか？</strong></h3><p>先ほどもお話ししたように、<strong>印紙代がカットされたのはすごく大きい</strong>ですね。<strong>10〜20万円単位</strong>で発生していたコストを節約できるのはとても大きなメリットです。お客さまに代わって収入印紙を購入する手間もなくなりましたし。<br><br>あとは、契約書作成・売買取引のための製本の時間が取られていましたが、それもなくなりました。<strong>以前は「ちょっとミスを発見した」「製本テープうまく貼れてない」という理由で、やり直しをすることも多かった</strong>んですよね。<br><br>とはいえ、データ上での確認では書類の不備を見落とすリスクもありますので、<strong>当社では現状印刷して一旦目視での確認</strong>もしています。それでも、<strong>1時間近くかかっていたものが、大幅に削減できるようになったのは大きいですね。</strong><br><br>また、紙の書類を使った対面の契約で、お客様とお会いしてから説明を始めると、結局1時間ほどかかっていました。オンラインだと事前に書類を読んでいただけますので、<strong>説明スピードなども早まりましたね。</strong><br><br>オンラインでのやり取りだと、本当に無駄が少ないので、負担が減ります。<br></p><h2 id="h44891ce954"><strong>「住宅購入をした実感」をどのように残していくか</strong></h2><h3 id="h13acd85bd6"><strong>ーー 本日はありがとうございました。さいごに、レリーズに期待することなどございましたらお聞かせください。</strong></h3><p>これは私の意見ではありませんが、実はこの前「電子契約を導入して、すごく楽でした」という話をネットリテラシーが高い大手不動産会社の方にしたら<strong>「ウチでも検討はしたのですが、“契約ぽくない”ので見送った」</strong>と話されていました。“一生に一度の住宅購入“をサポートしている実需仲介の会社だと、お客様が感じる「契約しているという実感」を大切にしている印象がありますからね。実務上の合理性というよりは、半分「高額な売買取引をした」という演出という側面もあるのかもしれません。<br><br>当社は過去に何度も不動産取引を行なってきたお客様が多いですが、不動産会社さんによっては“一生に一度の買い物”として、ハンコを押す前に本当に30分ぐらい手が震えるお客様もいらっしゃると聞いています。そういったお客様に向けて、<strong>セレモニー要素の工夫があると、今後はより多くの不動産会社さんが導入しやすくなるかもしれない</strong>と感じました。<br><br>もちろん、「シンプルなものでいい」というお客さまもいらっしゃるはずなので、選択の幅として使い分けられるといいのではないかと思います。そのような形で、<strong>さまざまなニーズに対応できるようになれば、お客様側の負担も減り、不動産売買も身近なものになっていくのではないでしょうか。</strong><br><br><br><br><br>※本記事は2023年2月時点の情報を基に作成しています。</p>

東京都に拠点を置かれている株式会社有栖川アセットコンサルティングさまでは、多忙なお客さまとの日程調整に課題がありました。今回は「オンライン契約」の需要に応えるべく導入した「レリーズ」について、同社の代表取締役である鈴木さまにお話を伺いました。

売買契約を非対面のまま3分で締結。お客様満足度アップの実感

<p>東京都渋谷区千駄ヶ谷を拠点に活動されている<a href="https://departure-air.jp/business" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">DEPARTURE株式会社</a>さまは、投資用物件のデベロッパーとして「マンション、ビル、ホテル等の開発業務及び開発支援業務不動産の売買仲介及び管理業」などを展開されています。一度の取引価格も大きく、かねてより<strong>「印紙代が高額」「移動や製本に時間がかかる」</strong>という課題から、2022年12月から「<a href="https://release.estate/" target="_blank" rel="noopener noreferrer nofollow">レリーズ</a>」を導入いただいています。今回は、同社の代表取締役である篠原 一文さまにお話を伺いました。<br></p><h2 id="h784bbc0fee"><strong>導入後、6件の契約で印紙代を「約30万円」カット</strong></h2><h3 id="hf50bc65feb"><strong>ーー まず、DEPARTURE株式会社さまの事業内容について教えてください。</strong></h3><p>当社は今年で6年目の会社です。私自身、以前はデベロッパーの仕入れ業者として、開発事業や仕入れの土地購入の仕事をしていました。その後、当社を立ち上げ、独立した形です。<br><br>当社の事業としては、ワンルームの投資用マンションを1棟建てて、業者さんに卸し、その業者さんが分譲していくモデルになっています。不動産業のなかでも、いわゆるマンションデベロッパーという立ち位置になりますね。販売先は、大きな企業様ですと株式会社グッドコムアセット様などと取引をさせていただいています。<br><br>土地を購入する本数は年間12件以上で、2022年度は年間16件程度の土地購入を行なっています。<br></p><h3 id="h9217633998"><strong>ーー レリーズを導入されたきっかけ、経緯はどのような流れだったのでしょうか？</strong></h3><p>もともと電子契約に興味があり<strong>「いずれ導入しなければならないな」</strong>という思いはありました。その折に、知り合いから<strong>「不動産特化の電子契約がある」</strong>と耳にして「ぜひ話を聞きたい」となった際に紹介されたのがレリーズでした。ちょうど考えていたタイミングと合致した形ですね。<br><br>営業担当の方の話を実際に聞いてみて<strong>「印紙代カット」「業務効率化」</strong>などのメリットに魅力を感じ、当社の取引件数なら削減される印紙代だけでも導入コストを回収できると判断し、導入を決定しました。業務時間や工数の削減効果も高いと予想していたので、入れない理由はありませんでした。<br><br>不動産契約は「国交省の規定マニュアル」に準拠しなければいけませんが<strong>「レリーズはその規定マニュアルに準拠している」</strong>と伺ったので、他の電子契約は検討していません。以前からクラウドサインの無料プランを使っていたましたので、電子契約そのものに対するアレルギーはなかったのもあると思います。<br></p><h3 id="h7a2af4ac4e"><strong>ーー 電子契約導入のメリットとして、どのようなものを感じられていますか？</strong></h3><p>電子契約導入で感じているメリットとしては、事前に想定していた印紙代の削減効果が非常に大きいと実感しています。基本的に、当社が取り扱う取引では<strong>契約金額が「億」を超えます</strong>ので、印紙代カットのインパクトは相当あります。<br><br>例えば、<strong>1回の契約で印紙代が6万円程度</strong>は最低かかってしまいますので、不動産契約を1回でも行えば、導入コストは回収できてしまう計算になります。当社で年に一度も売買契約を行わないというケースはあり得ないので<strong>「導入しない理由はなかった」</strong>といえます。<br><br>実際、現時点で6件の売買契約を締結しましたが、印紙代を30万円近く削減できています。</p><figure><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/10e030822435437689eede38e49d9acc/a4dda76d7354411fa27127ad37cf4423/11.png" alt="" width="1200" height="630"></figure><h2 id="h3250af6e91"><strong>「東京⇄岡山」でスムーズな契約締結を実現</strong></h2><h3 id="hed546413ff"><strong>ーー 初めてのレリーズ利用のエピソードを教えてください。</strong></h3><p>一番最初に実施した不動産契約は当社が売主で、買主は既存の取引先であった岡山県の会社さんです。相手方企業にも東京支店はあるものの、今までは<strong>契約締結のために岡山まで行く。もしくは本社に書類郵送をし、印鑑したものを持ち寄る必要がありました。</strong><br><br>しかし、「今回は電子契約でやってみませんか」と打診し、いろいろご説明した後、電子契約を使って「東京⇆岡山」の遠方契約を実施させていただきました。<br><br>契約時には、私が事前にPDFの書類を送付して、Zoomでのレクチャーをしながら契約手続きを進めました。レリーズでは「事前確認→社内承認→契約締結」など、<strong>システムのナビステップに則って契約締結を進められる</strong>ので、相手方は岡山にいて、私は東京で操作して、その場のパソコン上で「これで完了です」となった際には、お客さまもとてもびっくりされていました。<br><br>以前は、<strong>重要事項説明書や売買契約書を製本・郵送して、それを返送してもらうまでに最短でも4〜5日かかっていた</strong>のですが、その時間が丸ごと削減されたことになります。しかも、これはあくまで「最短の時間」でしたので、当然少しでもミスがあったら送付し直していましたし、失敗した際には貼っていた収入印紙も無駄になるリスクがありました。<br><br>当社と岡山のお客様は、年に数十件ほども取引があるので、それが完全オンラインになった恩恵は非常に大きいですね。<br></p><h3 id="h0050b1a86c"><strong>ーー そのほかに削減された負担はありますか？</strong></h3><p>製本作業や捺印の業務が効率化されました。特に、重要事項説明書の枚数が多く、製本やスキャン作業の負担が大きかったです。レリーズの導入前は、スキャン作業が2〜3日放置されることがありましたが、<strong>今は締結後すぐに銀行に送れるようになって大変楽になりました。</strong><br><br>以前は、契約相手次第では契約現場に印鑑を持ち出すか、持ち出せない時は「持ち回り」として相手方に郵送して、事前に押してもらうという手間も生じていました。それも今はなくなっています。<br></p><h3 id="heeff853538"><strong>ーー 現状の電子契約のご利用割合はどの程度になりましたか？</strong></h3><p>当社が売主の場合は50％程度の割合で電子化できています。仕入れも含めると、その半分程度の25％になります。仕入れでレリーズを使えるハードルは高いですが、当社としては積極的に利用を働きかけしていきたいと考えています。<br><br>レリーズ導入を機に、SMBCクラウドサインの有料プランも契約して、不動産契約以外の書類も本格的に電子化するようになりました。</p><h2 id="ha626ffd768"><br><strong>法人顧客の場合は電子契約への理解も得やすい</strong></h2><h3 id="h97ce97e6c4"><strong>ーー 電子契約の使用に対して、相手方の反応はどうでしたか？</strong></h3><p>当社が売主のケースでは、契約は電子契約に持っていきやすく、実際に利用すると<strong>「電子契約は便利ですね」とよく言ってもらえます。</strong>当社が関わる不動産契約では、仲介会社も介在せず、相手方も基本的に法人なので、理解は得やすいのかなと思っています。<br><br>私自身、積極的に他の不動産業者にも電子契約の使い方や良さも広めていっていますね（笑）ただし、当社が買主となって間に大手不動産会社が入った取引の際は、電子契約の利用を断られてしまった経験もあります。<br></p><h3 id="h99fd83d38e"><strong>ーー そのときはどのような理由で断られたのでしょうか？</strong></h3><p>こちらから提案してみると「まだ区分までしか対応できないんですよね」とのことでした。<strong>仲介会社が「電子契約はまだ対応していない」と言うケースは依然として多く</strong>、大手であればあるほどそうなりやすい印象です。中小の仲介会社、それも1〜2人でやってる仲介会社さんとかだと、丁寧にご説明すれば電子契約を取り入れてくれる場合は多いですね。<br><br>ただし、そもそも売主さまがご高齢の方だった時、メールアドレスすら持っておらず、パソコンに不慣れな方である場合も多々あります。そういったケースでは、電子契約の利用自体、そもそも難しいですよね。そういう年代の方は、関連書類も「紙で保管しておきたい」というニーズもまだありますしね。<br></p><h3 id="h78a1f851a9"><strong>ーー 銀行側の反応はどうですか？</strong></h3><p>銀行に提出する際には、紙に印刷して必要書類を提出しなければいけないケースもまだ多いです。銀行の担当者さんによっては、電子署名の理解が広まっていないことも多く、締結済みの書類のコピーを提出する際も「ハンコがない」ことで、「この契約書はまだ締結されていないやつですよね」と言われてしまいます。なので、合意締結証明書をつけて電子契約を行った事実について理解してもらうための、<strong>説明コストがかかってしまっている</strong>のが実情です。<br><br>当社が付き合いのある銀行さんは、何度も説明してきたため、その点はご理解いただいています。当初は紙で関連書類を提出していたのが、今ではメールでの提出も可能になってきています。<strong>電子契約は金融業界でも広まっていくと思いますので、今後負担も減っていくだろう</strong>とは思っています。<br></p><h2 id="hb5602decb5"><strong>電子契約の今後の広がりに期待したい</strong></h2><h3 id="h2ee8e3a257"><strong>ーー 本日はありがとうございました。さいごに、レリーズに期待することなどがございましたらお聞かせください。</strong></h3><p>今後は、レリーズで<strong>「お試し契約」</strong>みたいな機能が増えるといいなと思います。電子契約の良さは口頭で説明しても伝わらないので、一度体験してみるのがいいのかなと。ある契約手続きでは、事前に<strong>「チュートリアルをやってみたい」</strong>とのご要望があったので、本契約前に仮の契約を結んだこともあります。<br><br>レリーズのような電子契約は「もっと不動産業界内で浸透すればいいな」と思っていますので、私としても広めていきたいところですね。契約場所についても縛られなくなり、対面ではなくZoomでも行える点は、やはり非常に負担が減りますから。<br><br>当社は年間取引件数も多い方ではないですが、それでもコスト面でのメリットをとても感じているので、<strong>分譲マンションを取り扱っている不動産会社さんなどは、より大きなインパクトがある</strong>のではないでしょうか。<br><br>業務負担についても、現状は紙の書類もある程度使っていますが、今後はファイリングする回数もどんどん減っていき、スペースも削減していけるだろうと考えています。<strong>本数が月1本以上ある不動産会社さ</strong>んや、<strong>自社でも分譲されている不動産会社さん</strong>は圧倒的に<strong>導入した方がいい</strong>なと思います。<br><br><br><br><br>※本記事は2023年2月時点の情報を基に作成しています。</p>

東京都渋谷区が拠点のDEPARTURE株式会社さまは「コスト削減」「業務効率化」の観点から、2022年12月より「レリーズ」を導入いただいています。今回は、同社の代表取締役である篠原さまにお話を伺いました。


導入事例